茶の品種?

茶の品種

お米に「こしひかり」とか「あきたこまち」とかありますよね。

もちろん、お茶にも品種があります。

スーパーやお茶屋さんで「やぶきた」とか「べにふうき」とか見たことがないでしょうか?

この「やぶきた」や「べにふうき」なんかがお茶の品種の名前です。

犬でも「トイプードル」や「ダックスフンド」、「チワワ」とかいますよね。

だいたい、似たようなもんです。

日本の国の登録新種は52。

いっぱいありますね。

お茶の品種園は挿し木によって作ります。

遺伝子が異なれば、同一の品種ではないのです。

そして、困ったことに「同じ遺伝子では種子を作らない」と言う特性があるので、

例えば、「やぶきた」同士の子供と言うのは存在しないのです。

こういった理由から挿し木が重要になるのですね。

しかし、なぜ品種が必要になるのでしょうか?

優秀な品種1つがあれば良いのではないかとか、

そもそも品種なんて必要なのとか言われるかもしれません。

やはり、お茶の品種(遺伝子)によっては上手くお茶が作れたり、作れなかったりします。

そういうわけで、優秀な遺伝子を残して品種とし、美味しいお茶が取れる木を残していくのですね。

品種が沢山ある理由については色々な側面があります。

まず、お茶と言っても煎茶や釜炒り茶、ウーロン茶や紅茶など様々なお茶があります。

煎茶には向いているけど、紅茶には向いてない品種というものが出てくるわけですね。

また、病虫害や寒暖の強さなども品種を作る理由だったります。

寒さに強かったり、特定の害虫に強かったり、品質とは別の問題もあるのです。

さらに、すべてのお茶が同時に芽吹いてしまったらどうでしょう?

お茶は摘み取って終わりではなく、ほとんどは製茶する工程があります。

全部が同じ日に適期になってしまったら茶工場がパンクしてしまう。

こういった側面もあるのです。

こうした品種はどうやって作られているのでしょう?

1つは全国のお茶処にある茶業試験所等で交配して、品質や育ちの強さなどをテストします。

何千もの木の中から良い物を探し出すのです。

気が遠いですね。

チャノキはその名の通り木なので、種子を植えてから1年で判定出来ません。

採れるようになるまでに何年かかかる訳ですし、色々な側面を見なければいけません。

内質だけ良くても、全く生産的でなければ登録出来ないわけですし、難しいものです。

結局、種を植えてから登録までには20~30年くらいかかることもあるみたいです。

また、民生品種なんてものもあります。

農家さんが育成して「これだ」と思ったものを残すのです。

なかなか品種育成をしている農家さんは多くありませんし、良い品種を見つける幸運も必要です。

こうして、品種というものが生まれるのです。

今後、どういった品種が必要なのでしょうか?

まず、緑茶用品種では「やぶきた」一辺倒なのが見直され、

色々な特長を持った品種、とくに香りがよく出る品種の選定が行われてきています。

「やぶきた」も優秀な品種なのですが、やはり嗜好品であるお茶。

多様性がないとですね。

また、紅茶用品種でも「日本の紅茶」として優秀なものが必要ではないと思っています。

特に、グリニッシュ系の紅茶に向く品種です。

 

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